営業資料

営業資料の作り方完全ガイド|BtoB営業3年目までの実践版

「営業資料を作って」と言われたけれど、何から手をつければいいかわからない。あるいは毎回なんとなく作っているけれど、構成もデザインも自信がない——そんな悩みを持つ方のために、営業資料の作り方を準備から完成まで5つのステップで解説します。構成の型、デザインの基本ルール、AI活用による時短術まで、この1記事で全体像がつかめます。

·読了 10分
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営業資料を作る前に決めるべき3つのこと

営業資料の作り方を検索すると「構成パターン」や「デザインのコツ」がすぐ出てきますが、それ以前に決めておくべきことがあります。ターゲット・ゴール・利用シーンの3つです。この3つが定まっていないと、どんなに優れた構成パターンを使っても資料が「誰にも刺さらない」状態になります。逆に言えば、この3つを先に決めるだけで、構成もデザインも迷わなくなります。

実際、営業資料の作成に時間がかかる最大の原因は「途中で方向性がブレること」です。ターゲットが曖昧なまま作り始めると、「この情報も入れたほうがいいかも」「決裁者向けにもう少し詳しく……」と際限なく膨らみ、結局3〜4時間かかることもあります。先に3つの前提を固めてしまえば、構成も本文も判断基準ができ、作成時間を半分以下に短縮できます。

誰に見せるか(ターゲット)

営業資料の作り方で最初にやるべきことは「誰に見せる資料か」を決めることです。現場の担当者向けなのか、決裁者向けなのかで、入れるべき情報の粒度が変わります。担当者は機能や操作性を気にしますが、決裁者はROIと導入リスクを見ています。ターゲットが曖昧な資料は「誰にも刺さらない資料」になります。商談前に「この資料は誰が最終判断するか」を確認するだけで、構成の方向性が定まります。

資料のゴール(次のアクション)

「この資料を読んだ後、相手にどう動いてほしいか」を1つだけ決めてください。デモ申し込み、社内稟議への起案、次回商談の設定——ゴールが決まれば最終スライドのCTAが決まり、逆算してストーリーを組めます。ゴールが不明確な資料は「参考になりました」で終わり、次のアクションが生まれません。営業資料は読み物ではなく、相手を動かすためのツールです。

利用シーン(対面/送付/Web)

同じ内容でも、対面プレゼンで使うか、メール送付で読んでもらうか、Web上で閲覧されるかによって最適な作り方は異なります。対面なら文字を減らして口頭で補足できますが、送付用は資料だけで完結する情報量が必要です。Web閲覧ならスマートフォン表示も想定し、1スライド1メッセージの原則を徹底する必要があります。シーンを決めずに作り始めると、どこでも中途半端な資料になります。

この3つはメモ帳に箇条書きするだけで十分です。5分の準備が、2時間の手戻りを防ぎます。シーン別の具体的な作り方は初回訪問用営業資料の作り方でも詳しく解説しています。

営業資料の構成を組み立てる

ターゲット・ゴール・利用シーンが決まったら、次は構成です。営業資料の作り方で最も差がつくのがこのステップです。構成とは「スライドをどの順番で並べるか」を決めることであり、同じ情報でも順番が変わるだけで顧客の受け取り方はまったく異なります。

どんな構成パターンを選ぶにしても、必ず入れるべき要素が5つあります。この5要素が揃っていれば、最低限「伝わる営業資料」になります。逆に1つでも欠けると、顧客は「自分に関係ある話だ」とも「次に何をすべきか」とも判断できず、商談が止まります。

営業資料の5つの必須要素

1

課題の提示

顧客の痛みを言語化し「自分ごと」にする

2

解決策(Why Us)

課題をどう解決するか+なぜ自社か

3

実績・導入事例

定量データで不安を払拭する

4

料金・プラン

社内検討を進めるための判断材料

5

次のアクション(CTA)

読後に取るべき行動を明示する

5要素の詳細は営業資料に必ず入れるべきページ一覧で各ページごとに解説しています。また、この5要素をどの順番で並べるかによって7つの構成パターンが生まれます。場面別の使い分けは営業資料の構成パターン7選をご覧ください。

構成をそのまま資料にする

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デザインをプロっぽく仕上げる基本ルール

構成が決まったら、次はデザインです。「デザインセンスがない」と悩む方は多いですが、営業資料のデザインにセンスは不要です。3つの基本ルールを守るだけで、素人っぽさは確実に消えます。

営業資料のデザインの目的は「かっこいい見た目」ではなく「伝わりやすさ」です。文字が読みやすいか、重要な情報が目に入るか、全体に統一感があるか——この3点をクリアすれば、営業資料の作り方としては十分です。

ルール1: フォントと文字サイズ

Before

フォント3種混在・本文12pt

After

ゴシック系1種・本文18pt以上

フォントは1種類に統一。タイトル24pt以上、本文18pt以上、注釈14pt以上がBtoB資料の最低ライン。明朝体は画面投影で読みにくいため、ゴシック系(Noto Sans JP等)を推奨します。

ルール2: 配色は3色以内

Before

5色以上でカラフル

After

メイン1色+サブ1色+グレー

メインカラー(ブランドカラー)、サブカラー(アクセント)、グレー(テキスト・背景)の3色構成が基本。色が多いと視線が散り、重要なポイントが埋もれます。強調したい箇所にだけメインカラーを使うことで、読者の目を誘導できます。

ルール3: 余白とレイアウト

Before

余白なし・文字びっしり

After

上下左右に十分な余白・1スライド1メッセージ

余白は「何も置かない勇気」です。スライドの四辺に最低2cm、要素間にも適切な余白を確保してください。1スライドに伝えるメッセージは1つだけ。情報を詰め込んだスライドは「読む気が失せる資料」の第一原因です。

デザインをもっと深く学びたい方は営業資料のデザインをプロっぽく仕上げる7つのコツをご覧ください。また、チーム全体でデザインを統一したい場合は自社テンプレートを営業資料に統一する方法が参考になります。

AIツールで作成時間を半分にする方法

2026年現在、営業資料の作り方は大きく変わりつつあります。AIを活用すれば、構成の作成から本文の下書きまでを数分で終わらせることが可能です。とはいえ、AIに丸投げすれば完璧な資料ができるわけではありません。AIが得意なことと苦手なことを理解し、適切に使い分けることが重要です。

AIが得意なこと

  • 構成パターンの提案
  • 各スライドの本文ドラフト生成
  • 文章の推敲・トーン調整
  • レイアウト・配色の提案

人がやるべきこと

  • 数字・実績データの正確性確認
  • 自社独自の文脈・ニュアンス調整
  • 顧客固有の課題の深掘り
  • 最終的な品質チェック

AI活用の基本フローは3ステップです。まずターゲット・ゴール・伝えたいポイントを箇条書きでAIに渡します。次にAIが構成と本文のドラフトを生成します。最後に人がレビューして、数字の正確性や自社の文脈に合った表現に調整します。

骨子入力

AI生成

レビュー

1

骨子をテキストで入力

ターゲット・ゴール・伝えたいポイントを箇条書きでAIに渡す

2

AIが構成と本文を生成

スライド構成の提案と各ページの本文ドラフトが出力される

3

人がレビュー・調整

数字の正確性・自社の文脈に合った表現に調整する

このフローを使えば、従来2〜3時間かかっていた営業資料の作成を30分〜1時間に短縮できます。重要なのは「AIに任せる部分」と「人が判断する部分」を明確に分けること。AIは下書きの生成速度が圧倒的に速いですが、最終的な判断と責任は人にあります。

よくある失敗と回避策

営業資料の作り方を理解していても、実際に手を動かすと陥りやすい失敗があります。以下の3つは、経験年数に関係なく繰り返し起こるパターンです。知っていれば避けられるものばかりなので、作成前にチェックしてください。

失敗1: 準備なしでいきなりスライドを開く

PowerPointやGoogleスライドを開いて「とりあえず表紙から作る」のは最も多い失敗パターンです。ターゲット・ゴール・構成が決まらないままスライドを作り始めると、途中で方向性がブレて何度も作り直すことになります。結果として作成時間が2〜3倍に膨れます。まずテキストエディタやメモで骨子を整理し、構成が固まってからスライドツールを開いてください。

失敗2: 情報を全部盛り込もうとする

「伝えたいことが多い」のは作り手側の都合です。顧客が1回の商談で処理できる情報量には限界があり、20枚を超える資料は最後まで読まれません。初回提案は10〜12枚に絞り、詳細は補足資料として別ファイルで用意するのが実践的です。「何を入れるか」ではなく「何を捨てるか」を先に決めると、伝わる資料になります。

失敗3: デザインに時間をかけすぎる

色選びやアニメーション調整に何時間もかけた結果、肝心の中身が薄い——よくある失敗です。デザインは「伝わりやすさ」を高める手段であり、目的ではありません。フォント1種・3色以内・余白確保の3ルールを守れば、80点のデザインは15分で完成します。残りの時間は構成と本文の質を高めることに使ってください。

まとめ

営業資料の作り方は「準備→構成→デザイン→AI活用→チェック」の5ステップに分解できます。最も重要なのは最初の準備ステップです。ターゲット・ゴール・利用シーンを決めずに作り始めると、その後のすべての工程で判断に迷い、時間を浪費します。

今日から実践できるアクションは3つです。まず、次に作る営業資料の「ターゲット・ゴール・利用シーン」をメモに書き出す。次に、5つの必須要素(課題提示・解決策・実績・料金・CTA)を軸に構成を組む。そして、デザインは3つのルール(フォント統一・3色以内・余白確保)だけを守る。この3アクションを実行するだけで、営業資料の品質は確実に上がります。

さらに時間を短縮したい場合はAIツールの活用を検討してください。骨子の入力→AI生成→人によるレビューの3ステップで、作成時間を半分以下に削減できます。完璧を目指す前に、まず「型」に沿って1本作ってみること。営業資料は実際に商談で使い、フィードバックを受けて改善するものです。

5ステップまとめ

ステップやること所要時間目安
1. 準備ターゲット・ゴール・利用シーンを決める5〜10分
2. 構成5要素を軸にスライド順を決める15〜30分
3. デザインフォント・配色・余白の3ルール適用15分
4. AI活用骨子入力→AI生成→レビュー30〜60分
5. チェック数字の正確性・CTA・全体の流れ確認10〜15分

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