KPI報告

KPI報告資料の作り方|数字をわかりやすく・正しく見せる方法

KPI報告資料の品質は「何を・どう見せるか」で決まります。KPIの選び方からダッシュボードの設計・数字の視覚化・経営層に伝わる構成まで、KPI報告資料の作り方を実践的に解説します。

·読了 8分
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KPI報告資料の目的と設計の前提

KPI設定
測定・収集
報告資料作成
意思決定

KPI報告資料の目的は「KPIの数字を共有すること」ではなく「KPIに基づいて経営判断・行動改善を促すこと」です。この違いを意識すると、資料の設計が変わります。数字の羅列から「判断と行動につながる報告」へ切り替えてください。

KPI報告資料を設計する前に確認すべきことは「誰がこの資料を見て、何を判断するか」です。経営層が全社の方向性を判断するのか、マネージャーがチームの行動を修正するのかでは、必要なKPIの粒度が異なります。経営報告資料の作り方も合わせて参考にしてください。

報告すべきKPIの選び方

KPI選定の4基準
1
事業目標に直結している
2
定期的に測定できる
3
担当者がコントロールできる
4
数が多すぎない

KPIの選び方で最も重要なのは「目標と直結しているか」です。「売上を上げる」という目標があれば、「新規顧客数・商談化率・平均案件単価・継続率」のように、売上に直接影響するKPIを選んでください。

1

事業目標に直結している

「なぜこのKPIを追うか」が事業目標と紐づいている指標のみを選ぶ。目標と無関係なKPIは報告しない。

2

定期的に測定できる

月次・週次で数値を取得できること。四半期に1回しか測れない指標は月次レポートには不向き。

3

担当者がコントロールできる

外部要因で動く指標(市場株価・為替)は報告するが「追うKPI」としない。担当者の行動で動く指標を選ぶ。

4

数が多すぎない

経営報告KPIは5〜10個が上限。多すぎると「どれが重要か」が判断できなくなる。L1〜L3の階層で整理する。

KPIダッシュボードの設計

KPIダッシュボードは「1画面(1ページ)で主要KPIの全体像が把握できる」設計が理想です。以下の5セクションを1ページに収めることで、経営層が30秒で状況を把握できるダッシュボードが作れます。

1

ヘッダー行

レポート期間・作成日・前回比較基準を明示。「2026年4月・前月比・前年同月比」を統一表記する。

2

L1 North Star Metric

最重要KPI1つを大きく表示。目標・実績・達成率・前月比を4点セットで1カード。

3

L2 主要KPI(3〜5)

小さなカードで並べる。各カードに指標名・実績・目標比・トレンド矢印(↑↓)を入れる。

4

トレンドグラフ

6ヶ月〜12ヶ月の推移を折れ線グラフで。目標ラインを赤い横線で重ねる。

5

課題・アクション

達成率70%以下の指標に赤ハイライト。各課題に「原因・対応策・担当者・期限」を付記する。

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KPI報告資料の構成(7ページ)

P1エグゼクテ
P2North
P3KPIダッ
P4トレンド分
P5事業別・部
P6課題と対応
P7来月の見通
1

エグゼクティブサマリー

1枚で全体の状況を把握。「今期のポイント3点」とKPI達成率の一覧。

2

North Star Metric

最重要KPIの詳細分析。目標・実績・原因・見通し。

3

KPIダッシュボード

主要KPI(L2)の一覧。各指標の達成状況を色分けで視覚化。

4

トレンド分析

6〜12ヶ月の推移グラフ。季節性・トレンドの変化を可視化。

5

事業別・部門別の状況

KPIを部門・商品・チャネル別に分解。どこが牽引・足を引っ張っているか。

6

課題と対応策

未達KPIの原因と対応策。担当者・期限・次のマイルストーン。

7

来月の見通し

来月のKPI予測とその根拠。意思決定が必要な事項の明示。

数字をわかりやすく見せる実践テクニック

視覚化テクニック
↑ +5%↓ -3%達成要対応

数字をわかりやすく見せるには「読まなくても伝わる」視覚化が重要です。経営層向けの数字の見せ方も合わせて参考にしてください。

1. 達成状況を色で伝える

達成率100%以上→緑、80〜99%→黄、80%未満→赤でハイライト。数字を読まなくても状況が把握できる。

例: 達成率92%→黄カード、達成率78%→赤カード

2. トレンド矢印を活用する

前月比で改善→↑、悪化→↓、横ばい→→を指標名の横に入れる。一目でトレンドが把握できる。

例: 売上 800万円 ↑(前月比+5%)

3. ウォーターフォールで変化を分解する

「先月より売上が+50万円だった理由」を新規顧客増加+80万・既存顧客解約-30万のように分解して見せる。

例: 売上変化の内訳: 新規+80万 / 既存+10万 / 解約-40万 = +50万

4. 1スライドに比較軸を揃える

目標・実績・前月・前年の4軸を1つの表に集約する。別スライドに分散すると比較できない。

例: 指標ごとに4列(目標/実績/前月比/前年比)の表

よくある失敗と改善策

失敗1: KPIが多すぎて何が重要かわからない

20〜30個のKPIを並べた報告資料は読まれません。North Star Metric(1つ)+主要KPI(3〜5つ)に絞り、詳細KPIは補足資料に分けてください。

失敗2: 達成できたKPIだけを強調する

達成したKPIを大きく、未達のKPIを小さく・後ろに置く資料は信頼を損ないます。未達のKPIを正直に前面に出し、対応策をセットで示す方が経営層からの評価は上がります。

失敗3: 数字だけで原因・対応が書かれていない

「売上-15%」という数字だけでは経営層は判断できません。すべてのKPI変化(特に悪化)に「原因:〇〇が主因。対応:〇〇を来月末までに実施予定」という2行を添えてください。

まとめ

KPI報告資料の作り方の核心は「判断と行動につながる情報設計」です。KPIは5〜10個に絞り、ダッシュボードで一覧把握→詳細分析→課題・アクションの7ページ構成で設計してください。達成状況の色分け・トレンド矢印・変化の理由の添付で、経営層が1分以内に状況判断できる資料になります。

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